ダイニングセットを日曜大工しました
 

日曜大工で本棚作り
 楽しいアルバイト

ものであふれるわが家。
これ以上、日曜大工で作るものがない。

なんとなく、休日はパパともの作りに励む日々が続いていたので、いままで休日をどう過ごしていたか、忘れてしまった感じだ。

入院中のおばさんをお見舞いしたときに、その話をすると、アルバイトをしないか?と持ちかけられた。

おばさんの家には、補強のためか、気になる位置に大きな柱があり、窓際の壁との間に中途半端な隙間があるらしい。
そこに本棚を置きたいと、かなり前から考えていたらしいのだけれど、ほんとに狭い幅の本棚があるだけで、その寸法にちょうど合う本棚は、今でもまだ見つかっていないらしいのだ。
簡単なものでも良いから、本が入るような棚を作ってほしいと言われた。

休日を持てあましていたわたしとパパは、2つ返事でOKした。
さっそくおばさんの家に寸法を測りにいった。

久しぶりに会うおじさんは、ずいぶん恐縮しているように見えたけれど、楽しそうに寸法を測るわたしたちを見て、安心してくれたようだった。
部屋のイメージから、木目調を大事にしようということになる。

せっかくなので、高い棚で、出来るだけ収納部分をたくさんとりたいのだが、問題は、狭いわが家でどうやって作れば良いのか・・・?

2人で悩んでいると、おじさんが車庫を使ってほしいと言ってくれた。
車庫の合いカギを預けてくれて、留守中も入ってくれて良いというのだ。

さっそく翌日、いつものホームセンターで相談に乗ってもらい、材料を購入し、車庫に持ち込んだ。
するとそこには、小さな冷蔵庫が置かれていて、おじさんのメモが貼り付けてあった。
“休憩のときに食べてください”
中には、缶コーヒーやオレンジジュース、コンビニで買ってきたであろうデザートが入っていた。

こんなんでバイト料までもらって良いのだろうか?と思うほどのおもてなし。
なんだか、日数をかけると申し訳ないような気がして、さっそく出来ることから始めることにした。

作業2日目。
またもや冷蔵庫にメモが。
“わたしも楽しみなので、時間は気にせず、ゆっくり作業してください”
今日は、和菓子が入っていた。

たぶん照れ屋さんであろうおじさんと、顔を合わせることはあまりなかったけれど、ときどき貼り付けられているメモと、いつも冷蔵庫に置かれている飲み物やおやつから、おじさんの優しさがいつも伝わってきた。

完成した棚は、柱との隙間にぴったりで、木目を大事にしたことで、部屋の雰囲気にもぴったりだった。
退院してきたおばさんの退院祝いにプレゼントしたかったのだけれど、どうしてもバイト料を受け取ってくれと、引いてくれないので、有り難く頂戴することにした。

楽しい時間をもらって、美味しいおやつまでいただいて、その上、この年になってバイト料なんて、最高にうれしいものだった。

日曜大工、最高だ♪
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